EGGSS(Educational Guidance G Support System)の運用を開始した。
前回の投稿から、早14日か。
前回はREGSと名付けたが、今一つインパクトに欠けるので、EGGSS(エッグス)と名前を付け替えた。
今週の月曜日から本格運用を開始したが、かなり快適に学習指導ができる。
長野と東京の距離があるにもかかわらずである。
もう少し改善する箇所があるのであと2週間ぐらいトライアル運用をしたら、簡単に絵をかいてアップしようと思う。
現段階では今までいろいろと悩んでいた部分が可視化でき、非常にストレスが軽減されている。
■その中核となるITは3つ。
・データを共有するためのGoogleドライブ:月250円(=100GBまで)
・のび太が、Googleドライブに直接、スキャンデータを流し込めるA3複合機。
プリビオ MFC-J6983CDW:34800円で購入したが、かなりの優れもの。
・GoogleのJamboard(電子ホワイトボード)+GoogleMeeting+Googleカレンダー
本日、11月3日(水)は文化の日で祝日だが、週真ん中なので休まずに東京のアパートから、EGGSSを使って4~5時間の学習指導をおこなった。
一点、のび太がマイク付きコードヘッドホンを使っていたが、やたらと雑音を出してくるのでうるさくて何度も切れた。俺が。
で、ヘッドホンを外させ、スマホのスピーカーでコミュニケーションを取らせたら、これで問題なさそげなので解決!
■そしてこの基盤の上で使うコンテンツは、今のところ、以下の2つだ。
①Youtube上に公開されている学習動画のリンク集および学習状況管理一覧
・こんなので、遠隔からのび太を管理するとともに奴が自分でYoutubeを閲覧できるようにした。
②学習動画を見終わった後にやらせる問題プリント
・今のところ、数学の問題集だけ用意しているが、製本をばらして、見開き一章ごとにあらかじめスキャンしてGoogleドライブにファイル名をリネームして放り込んである。
・その日にのび太が実施する動画視聴とプリントをこちらが指示してやらせる。
・プリントを全てスキャンするのはそれなりに骨が折れたが、本日3日目で手ごたえを感じているのでやってよかった。
(のび太は、指示されたファイルをクリックして、そのままA3で印刷し、プリントをやるだけ!)
■学習指導の基本形。
・GoogleカレンダーにGoogleMeets付きでファミリスケジュールを投入。
・GoogleMeetsで会話ができるようになったら、上記①の管理帳票で今日、視聴する学習動画を確定し、見終わった後のプリント番号も伝える。
・プリントをやる時間は20分としてある。
・長野で、のび太が動画視聴→複合機でプリント印刷&実施、終わったら、複合機でスキャナーを(保存先にGoogleドライブを指定して)保存する。
・東京でオヤジがGoogleドライブから本日のプリントPDFを開いて、印刷し、採点する。
採点終わったら、スマホで取って、サイズとかを加工して、再度、Googleドライブに投入。
・JamBoard(=Googleの電子ホワイトボード)をお互いに起動し、採点したJPGをJamBoardに載せて、指導を開始。
・ADHD特有の頑固さや、すっ飛ばしがあって、そこを丁寧に解説していく。
ありがちなのは方程式なのに、Y=とかをかけないところとか?いっぱいあるのでそういう所を丁寧につぶしていく。
このJamboardを使ったコミュニケーションで、ADHDののび太が何に悩んでいるのか?わかりづらいのか?といったところをオヤジが東京から把握できるようになったのは非常に大きい。
いや、ほんと。
それと学習動画の存在。
今回は、トライのものを使っているが、他からもたくさん無料で出ているので必要に応じて使いこなせばいいと思う。
■この後、やる気なもの。
・学習結果の分析を始めたいと思っている。2学期の期末テストが終わったあたりかなぁ?
Excelを使えばいいかなと思っている。
・今、情報の管理一覧はExcelのみでやっているが、プロジェクト管理としてWBSをきったり、スケジュールを立てる必要が出てくるのかな?と思っている。
4人までで10GBの容量ならば無料で使えるJottoを使おうと登録だけしてあるのでこの先、使ってみようと思っている。
学習の進捗管理のためだけではなく、のび太にプロジェクト管理のいろはを、ツールの使用から簡単に伝えたいと思っている。
■この試みで最終的に目指しているもの。
こんなに手がかかる子供がいる親は正直大変だ。
集団学習(学校や普通の塾)では発達障害の子供をきめ細かく見ることができないからだ。
家庭教師だったら、できるんだろうけど、週二回とかでは絶対無理。
よほど、家計が裕福な家じゃないと現実的ではないので、親がやるしかない。
やってみたら、よくわかった。
だから、手のかかる親が、各人ののび太を効果的に指導していく過程で親の能力(=パーソナルITの使いこなし)を拡大する方向でまとめていきたい。
俺みたいにシングル親でしかも平日、離れて暮らしているような過酷な状況はそんなには無いだろうけど、10人に二人が発達障害ともいわれる世の中なので、こんな情報が必要とされることもあるんだろうと思っている。
実際、俺もネットからだいぶ情報集めたし。
という所で文章ばかりで誰も読まないだろうけど、まずは第一歩として記す。