訓練させても無駄な穴ぼこ埋め
これを認めてしまうと親がADHDグレーな子供への指導が出来なくなってしまうと考えていたので、この数カ月間、目を背(そむ)けていた。
ADHDグレーについての情報を漁(あさ)れば、すぐに一杯出てくる。
・まずは大雑把にやってみる
・メモを取る
・第三者のチェック担当をつける
・チェックリストを作る。
・出勤や登校などの準備は前日の夜に終わらせる。
・学校のプリントは帰宅後すぐにトレイに入れる。
・etc,etc
チェックリストやメモ、ポストイット活用、学習計画表作成の習慣化などは、どの親も最初にやらせようとするだろう。
俺も夏休み前から本格的に取り組んだ。
平日は自宅にいないので夏休みを2週間取り、ストレスにならないように注意を払いながら、毎日指導した。
だが、無駄だった。
単純に出来ないのだ。
やり方を覚えさせれば何とかなる!っていう信念でやらせては見たがやり方を覚えることができないんだから。。。
途方に暮れる週末、そして週初めにまた自分を奮い立たせるようなことを3回ほど過ごして、やっと自分を納得させられた(気がする)今週初め。
そう、ADHDグレーは自分自身で行動を変えようとしない限りは、親(や周り)がいくら指導しても無理なのだ。
道理で書籍も「大人のADHDグレー」みたく「大人」という文字が入っているはずなのだ。
だから、穴ぼこ埋めはもうやめだ。
子供の好奇心があることに集中させるべきだ。
そこでまず自信を持たせる必要がある。
「お前はダメじゃない。他の奴らと違うことができたじゃないか!できるじゃないか!」っていう自覚をさせねばならない。
だから、このブログのテーマである、「ベストエフォート・アーキテクトへの道」につながるのである。
この道は今週、始まったばかりである。