ベストエフォート・アーキテクトへの道

ADHDグレーな息子を建築家にする!

のび太の教育指導をリブートする

現在中学二年生の、ウチののび太

1年生の終わりに学校で受けたWISC4 の結果を教えてもらい、IQは低めだが健常の範疇であることが分かった。

 

それから、5カ月、色々と本当に色々と試した。

今までもそれこそ本当に色々と努力したが、結果は変わらず。

しかし、WISC4の結果を受けて、のび太研究がかなり進み、今週、ある本に出合ったことから、たぶんのび太研究が完了したと思っている。

 

これだ。

野田式国語

全然、有名でも売れているわけでもなんでもない。

本も新書ではなく中古本を2冊買って、東京と長野間でEEGGSSを使って指導する目的で購入した。

でも、中身をちゃんと読むわけでもなく、ちょっと読んだだけですぐわかった。

この本、のび太用に作られている、と。

 

3~4月は福島式国語をそれこそ問題週5冊ぐらいかって毎日指導したが、全く役立っていないことは毎日感じていた。

福島式はとても優れた国語教科のメソッドだと感じている。

問題なのはのび太だ。

 

簡単に言えば、福島式は普通の子供の国語力強化のメソッドで、のび太に使うことはあまり意味がなかった。それだけのことだ。

 

じゃあ、野田式を使えば、のび太の国語力が上がるのか?

それは知らん。だが手ごたえを感じる。

 

まだ一章目に入る前に俺が悩んでいた、のび太の学力の根本問題を理解してしまった。この本を読みながら、読ませながら、2,3時間の話をしている間に。

 

のび太が2つの障害(?)を抱えていることを理解した。

昨日の夜から今朝にかけて、自分の中で思考錯誤しながら、のび太型情報処理モデルを理解してしまった。

これはオレにとってここ2年半悩みに悩んでいた、のび太の秘密が一挙に解明されたことになる。

もちろん、のび太の秘密がわかったところで、のび太が変身できるかどうかわからない。

でも、90日間、のび太に付き合うつもりだ。

かなりきついが仕方がない。

 

そして、このブログはその軌跡を記録していこうと思う。

俺と同じように、のび太を持つ、親の足掛かりになればいい、と思っている。

 

具体的なやり方はまだ完全には固まってはいないが、今までになく、実は自信があったりする。

半年前と違う点はのび太がブラインドタッチを習得したことだ。

軽いディスグラフ(図形認知がよろしくなく文字の書き出しがうまくできない)を持っているのび太にとって出力系の手段としてパソコンを使えることは非常に大きなアドバンテージだ。

これをうまく使って行ければよいな、と思っている。

 

思考の衝動性の話し

のび太の境界知能(仮)について、原因というか改善策をずっと考えている。

 

毎日2時間以上、のび太の学習をオンラインで実施してきた。

数学の文章問題一つに2時間かかることなんてざらにある。

まぁ、1月末ぐらいでそちらには見切りをつけているし、今後、のび太の学習指導に時間を使うこともない。

もう中学二年生になるのだから、親が毎日学習指導なんておかしかろう。

学習塾にもずっと通わせているし。

 

でも、改善策が打てるのであれば、この中学生の内がラストチャンスと言える。

 

で学習指導をしているときにいつも思っていたのは、問題が単純なものであれば回答できるのに、問題の中で複数ステップあるようなものだといきなり回答を出そうとすることだ。

 

例えば、問題が(ここから比喩)、A点からC点へ向かうような解法を求めている場合は、B点(あるいは複数あるならば、B→B’→B’’)を経由していく。

つまり、A → B → Cだ。

ところが、いきなりA → Cとなる。

 ・つまり式が抜ける。あるいはかけない。

 

当然、簡単なのであれば、答えもあってくるが、少し複雑になれば、全部、Dになる。

つまり答えが出せないものは、あらかじめ自分が決めていたA→Dとなる。

 

何回解いた問題であっても、そうなる。

理解していないわけではない。

そうなる。

 

つまり思考の衝動性ともいえる現象が起きているのではないか?

そう考えるようになった。最近。

 

で、原因を考えては傷んだが、これもワーキングメモリの少なさが原因ではないか?と考えるようになった。

 

WMが訓練で増やせるものかは自信が無いが、WMにあふれた情報をメモに取って補うことはできるはず。

 

なので、ちょっとこのあたりをこれから考えていきたい。

 

なかなかに楽にならん。

 

 

境界知能について

境界知能の話し

のび太の指導を初めて早2年。
成果は伸びずに焦りばかり出ていた、10月ぐらいの時。

ちょうど、ADHDは認識していたが、原因不明の学習能力の低さが気になってきたころ。

アベマプライムというネットTVで「境界知能」についての特集がやっており、それを視聴し終わったときに、うちののび太がこれだともう終わりだなと感じていた。

それから、年末にかけて、その不安をどんどん大きくなってくる。
そして年末・年始の12連休で朝から晩までのび太の勉強に付き合った結果、2月20日の今現在、それは確信に変わっている。
三学期の期末テストも返ってきた。
あれだけの時間を投入し、本人も自信がある!と言っていたが、ふたを開ければ、二学期の期末テストよりさらに点数は悪くなっている。

建築士の夢は捨ててない、というので毎日スケッチをするようにいうが、どうも全く話にならない。
先週の日曜日に帰京する際に、とりあえず、正方形を変えてみろ!と書かせてみたが、正方形をフリーハンドで書くことができないことも分かった。
すぐに、スケッチの教材を数枚、パワポで作成してやらせてみるが、6枚ほど悪い所を教えてやらせてみても全くできない。。。正方形はそれから、もういちど、書き方のポイントを教えて、まぁ普通程度には欠けるようにはなったがそういう問題ではない。
そもそも、図形を正しく認識できていないのではないか、と思い、話をしてみるが、『ゆがんでいる部分はわかる』という。

じゃあ、なぜ、その歪みを直さないのか不思議で、『本当はゆがみが見えてないんじゃないか?』と疑ってかかるが絶対に正常に見えていると言い張る。

今日、日曜日の帰京直前まで、のび太はスケッチを描いているが、その簡単な立体十字の形でもゆがんでいる。
『ほら、こことここの高さも角度も違うだろ?こことここの広さも定規を当てれば違うだろ? お前が図形のゆがみを本当に認識しているのであれば、書いている途中でわかるはずだろ?』と聞いてみる。

のび太は『書き終わってから、ゆがみに気が付く。書いている間は気づかない感じ。』という。
ふ~ん。ADHDの衝動性が関係しているのであろうか。


まぁ、後は、境界知能の程度問題を確定させるだけだ。

1月に受けたWISCの結果も今週、知らせてもらえる。

色んなネタが揃いつつあり、先週の水曜日辺りは、俺の中で何かがかなり煮詰まっていた。
のび太の将来に何も未来が見えないのであれば、もう俺と一緒に死んでやる方がいいんじゃないか?そんな風にも思った。


でも、すべてを受け入れようと決意した瞬間から、何かが俺の中から抜けていったようだ。
悪霊とかだろうか?

先週水曜日のその夜は久しぶりによく眠れた。
そして起きたら、とても心が穏やかだ。
前日までと比べれば、まるで心の中に凪一つ立たない。

なんていうのか、『明鏡止水』?
 心に何もさざ波が起きない。

とても不思議な感覚だ。
俺の心ってこんなに穏やかだったろうか?

なにも問題が解決したわけではない。どちらかという逆だ。

なのに不思議だ。

なので、木曜日以降、今後の方針があっさり決められた。

どうやら、『なにか』に心がガンジガラメにされていたようだ。

穏やかな心で、ここまでの2年間やったことが無駄だったのではないか?とか色々と考えられた。
でも、やってきたことに間違いはないと確認をし、これからのことを肯定して考えることができたのは大収穫だと思った。

新しい生き方が今日から始まる。

 

数学よりも論理力育成に重点を入れていこう

前回の投稿よりだいぶ時間が経った。

 

light-de-right.hatenablog.com

 

年末年始もとっくに過ぎ、色々と試しているがどれもうまくいっていない。

はっきり言って、もうどうしたらよいかわからん。

全てを投げ出してしまいたい気分は日増しに強くなっている。

 

のび太のやる気がなくなった時点で俺も立ち上がるのをやめにしよう。

 

数学の簡単な問題集のうち、文章問題になるとさっぱり解けない。

おんなじ4行ぐらいの文章問題を6回お替りしても解けない。

 

文字変数と、=が一緒になると理解できないようだ。

解説するときはわかるというが実際に一人でやらせてみるともうできない。

脳みその中のその回路がすっぽり抜けているような感じ。

 

先週、やっとWISCを学校で受けられた。

小学6年生の3学期に学校の先生に頼んで、(新コロで止まっていたため)丸一年かかってしまった。

児童向けウェクスラー式知能検査 - Wikipedia

 

結果は、来月の下旬に教えてくれるそうだ。

 

とはいえ、すでに俺ののび太研究もだいぶ進んでおり、興味があるのは現在の知能指数と、LD(学習障害)のレベル、それにこれからの可能性だ。

 

既に、ADHDについてはあまり問題にしていない。

個性の問題にできる程度の話だとおもっている。

 

しかし、LDの方はそうもいかない。

LDは、3つに分類される。①読み込み障害=文章が正しく読めない・読みづらい、②書き出し障害=文章が書きづらい=文字のバランスが極端に悪い=悪字=鏡文字になったり、棒が一本少なかったり多かったり。。。、 ③算数障害

 

のび太研究で、②と③に問題があることが分かっている。

②の書き出し障害については、受験を無視すれば、PCによる文字入力で人生を切り抜けられる可能性があるので、ブログ作成やブラインドタッチをずっとやらせているが、論理力=国語を低いため、文章がまともなのかかけず、本人もつまらないため、長続きしない状況だ。

 

なので、思い切って、小学生4,5年生あたりに戻って、論理力をやり直しているのがこの土日だ。

実は、土日は帰宅できなかった。金曜日にのび太が咳していることを電話で知ったからだ。

現在、新コロのオミクロン株が日本中に猛威を振るっている。

長野県も例外ではなく、かなりの感染者が出ている。

他の都市や県ではマンボウも今日から発令されている。

そんな中で、のび太は咳をしており、かつクラスの斜め前の男子が前日、風邪症状で休んでいるという。

なので仕方がなく帰宅をあきらめ、この土日はのび太の学習指導をしている。

そして、その内容は国語の強化というわけだ。

 

論理力とは、福島式と呼ばれる国語能力向上の方法論の中で現れる。

①言い換える力(=具体と抽象を行き来する力)、②比べる力、③たどる力(=因果関係を追う力)から成り立つ、って書き始めて、ふとググったら、すでに福島センセのHPに書いてあった。

www.yokohama-kokugo.com

 

ついでにいくつかコンテンツが無料で開放されていることを見つけたので、さっそく利用させてもらっている。

 

 

 

 

 

 

そろそろリーブトするか。。。

前回の投稿から、2週間近く放置だ。

 

単純に自分の精神がすり減ってしまい、ほとんど何もできなくなっているからだ。

 

11月19日の二学期期末テストは終わりテスト結果は返ってきているがかなりひどかった。

あれだけ、のび太も毎日勉強を頑張り、俺もEEGGSSを活用して必死にサポートした。

しかし、前回よりもずっと成績は落ちた。

 

下から数えても5番目以内だろう。

 

既に境界知能だと思っている。

 

ADHDは確かにあると思うが、それだけじゃない感覚はずっと持っていた。

それが現実だった。

これだけ毎日、大量の工数を投入して、のび太と向き合ってきたのだから、まぁ途中からわかってはいたけど、認知能力が低さから、境界知能になっている現実を受け入れるわけにはいかなかった。

 

毎日、しんどかった。

 

でも、もう一度立ち上がらなければ。

 

『人間、なるようにしかならないさ!』みたいなことを自分に言い聞かせるわけにはいかない。

シングル親で、すべてをのび太の教育につぎ込んでいる俺がそれを言ってしまったら、後で自分の命を断ちたくなるほど、後悔することは俺自身がよくわかっているから。

 

だからもう一度、立ち上がろう。

何度でも立ち上がろう。

 

でも今回の壁はイササカ高い。

『選択肢が罠に見える』どころか『選択肢が見当たらない』

 

それでも何度でも立ち上がろう。

 

現状分析とこれからの計画は仕事から戻ってきてから、整理することにしよう。

 

俺はまだやれる。

だが、心底疲れているのも事実。

 

シングル親はシンドイや。

 

 

 

 

二学期末テストが始まった。

うちののび太の二学期期末テストが、今日明日だ。

というか明日は社会と音楽しかないということなので実質的には今日が山場。

今回の目標は学年偏差値で平均50を越える事。

1学期末テストは44。

2学期中間テストが47。

 


そして今回はEEGGSSを導入し、俺も本当に時間を割いてのび太と向き合った。

結果、色々と分かったこともあり、非常に有意義ではあったが学習効果が入れた工数の分だけあったか?と言われればかなり疑問。

 


夜電話した時は『60点は取れた感がある!』とは言っていたが取れているといいなぁ。

あいつの自信につながるから。

左利き、両利き、クロスドミナンス

のび太について、ここ一週間でわかってきたこと。

 

あいつは左利きなのだが、先週の金曜日に本屋で左利きについての本を偶然見かけ、購入した。「1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き――「選ばれた才能」を120%活かす方法」

 

もちろん、眉唾物の内容だとは思ったけど、何とかのび太に自信を持ってもらいたくて。

 

でも日曜日にネット記事で両利きは失読症の発症率が高いとか、ADHD率が高くなる、とかネガティブな内容をだいぶ探してしまった。

 

左利きに天才が多いとか独創性が高くなるなんて言うのは全く信じていないが、両利きについては何となく理解できる。

 

だって、人間しか利き腕を持っていないのはそれなりに意味があることだろうから。

要はそれだけ高度なことをやろうとすると両利きではこの頭は対応できないってことだろうや。

それが両利きだとすると当然、脳の機能が異常なのかスペックが落ちるのかどちらかになるだろうことは容易に想像できる。

で、実はあいつは左利きと言いながら、自分で『俺、両利き!』とか言っており、橋は左手で持つが筆記用具は右利きだし。。。

 

そして、昨日、やっぱりネット記事で、『両利きとクロスドミナンスは違う!』というのを読んだ。

クロスドミナンスは特定の作業に対して右左が決まっている(けど混ざっている)のを言うそうだ。

これまた奇怪な。。。

で、うちののび太はどうやらクロスドミナンス。

そして、クロスドミナンスの特徴は(体の協調性がうまく取れないために)運動音痴傾向だということ。

ありゃ。

完全に当てはまった。

まぁ、知能的には(両利きと違って)クロスドミナンスは影響を受けるような研究結果は無さそげなので一安心。