「ベストエフォート・アーキテクト」とは?
■親の義務とは。
①「親」とは、子供がいる存在である
②「子供」とは、大人になる前の存在である
③「大人」とは、「自立」し、「社会の一員」として生きていける存在である
・「自立」とは、自分の才覚で食べていけることを指す
・「社会の一員」とは、法に従い、真っ当に生きていることを指す。
④「親の義務」とは、子供を育てることである
⑤「子供を育てる」とは、大人(=③)にすることである。
即(すなわ)ち、俺は息子を「大人」にする義務がある。と言える。
■では、具体的に何をどうするか?
・最低限の衣食住を与える
・温度調節ができる程度の着るものを与える。
・飢えない程度に食べさせる。
・雨露がしのげる住む場所を作る。
・補足:学ぶ環境の確保(学校、塾など)
・補足:経験する環境の確保
・部活やるために道具を揃える、とかやりたいことの支援
・心を豊かにするための衣食住などもここに入るか!?
・きれいな着るものを与える。おいしいものを食べさせる。安心できる居住空間を用意する。
■そして、今、一番重要と思っているのは子供に「自分らしく生きる」ための知恵を教えることだと思っている。
そのために、以下のような方法論も自分で作って伝えてはみたものの、ADHDは手強いので「価値観」という概念が分からないようで沈没中~
今は、とにかく「好奇心」から「個性」を伸ばすところに注力するしかない。
■所属欲求をどう満たさせられるか!?
そして、「のび太型」(=注意欠陥優勢なADHD)が入り込みやすい、自信のなさ。そこから、「自分は何をやっても駄目だ。。。」とデススパイラルに陥る罠を解放せねばならない。
マズローの欲求五段階説を教えてあげて、息子が今、感じている疎外感の理由を教えてあげる。
これは抽象的な話なのでかなり腹に落ちたようだ。
結果、今、クラスで感じている疎外感については対応できていると思う。
曰く、『同じ年に、同じ狭い地域で生まれただけで集められた、たかだか34,5人の奴らがお前のことを認めないからと言って、それがすべてのわけないだろう? お前はまだ世界を知らない。当たり前だが狭い井戸の中しか知らない。学校のクラスは、いわばめだかの学校。同じような奴らが群れているだけ。そしてお前みたいな「メダカもどき」は仲間外れの対象になるのは当たり前だと思え。いいじゃないか、自分らしさを作っていけば、お前を理解してくれる人はきっと現れる。中学生活なんて本当にあっという間だ。重要なのはそんなことで悩むのではなくて、自分らしく生きる事だ! 自分らしさは自分で創れ!』と適当にまくし立て納得させた。
■結果、ADHDグレーな息子は「ベストエフォート・アーキテクト」を目指させる。
建築士になりたい、と息子が言う。理由はよくわからない。
でも、なりたいというから、その方向でやらせればいい。間違ってもADHDグレーは、チームワークが必要な減点主義の職業についてはならないからだ。
設計士などの士業は個人が主体で仕事ができるのでADHDにはお勧めらしいから。
とはいえ、ADHDはプロジェクト管理というものが決定的に苦手らしい。
だから、QCDのCost とDeliveryは二の次に、Qualityと仕事の速さを重視だ。管理された納期ではない。Best Effort(=最大限の努力)を目指す。
Promise(=約束)じゃない。
ここが重要だ。
卓越した仕事のスピードと、独自のアプローチで『お前にしかできないことをやれ!』と言ってある。
俺はプロジェクト管理を生業にするほど、得意としているのに、なんで息子がそれを全くできない個性なのか、不思議だ(笑)
でも、計画を綿密に立てて管理するよりも、さっさとやってしまった方が効率が良いことも分かっているし、そもそも個々の人間が持っている時間というのはみんな同じなので結果、計画的にタスクを管理してもしなくても実はあんまり結果が変わらない、ということも俺は知っている。
だから、息子には手が動く設計士になるための準備をこの半年間させるつもりだ。
というか、先週から試みは始めている。
この9月は試みを加速させていく。俺も一緒に。
今日はやたらと眠いので今一つ、要領を得ない投稿になってしまったがこれでいいのだ!