息子に足りないもの
青年時代にもうすぐ突入するであろう息子をどのようにして教育・指導していけばよいのか、毎日考えている。
考えすぎて、自分の心が壊れそうだ。
先週の金曜日はほぼ壊れた。
仕事上での考えられないミスを多発して、逃げかえるように職場を後にした。
ここまで追い詰められたのは人生で四回ぐらいしかないと思う。
それはさておき、先週末も金曜日の夜に帰宅して、色々と様子を見ていた。
ベストエフォートアーキテクトを目標として、生活を組み替え始めている。
最初は、建築物の3Dモデリングを通して新しい能力を開発しようとしたが、2週間経っても小2レベルのものしか出てこない。
スケッチの段階がひどい。
で、気が付いた。
息子には、一つのものに集中させないとだめだ。
建築家となるには今の段階では、建築スケッチパースがちゃんと書けるようにならないと何も進化しない。
なので、毎日の日課とさせた、3Dモデリングは中止させ、スケッチパースの特訓をするように話をした。
まずはパース(=遠近法を使った、スケッチが書けるようになることが目標である。
色々と話やYoutube、サイトのリンクを見させ、オーバービューを理解させたつもりで土曜日に一つ、スケッチさせた。
内容は、まぁ始めてだったら、こんなもんだろうというほど、ひどい出来。
パースは一切なし。
それは想定の範疇。
ADHDグレーだもん。
で、そこから、パースの工夫(と直線が書けるようになること)をしていくつもりだった。
息子に「さぁ、昨日までのスケッチパースについての勉強と自分の書いたスケッチを見比べて、どこに工夫する余地があると思う?」と、確認させる。
すると息子は、『何もないよ? これで完璧!』という。
俺は思わず、蹴とばしてしまった。
・・・・お前、あれだけ説明し、何を今後やっていくか話をしたのに、この出来でもう直すところがない、というのか。。。
で、すぐに場面緘黙症みたいに何もしゃべられなくなる。
めんどくせー
色々と、そのあとも話したが、ようやく俺の中で確信を得たのは「息子にはこだわりが無い!」ということだ。
ADHDグレーがこれから、健常者の中で生き残っていくためには「己の中のこだわり」が最重要だと思っている。
こだわりとは美学と同義。
今週から、「こだわり」について掘り下げていく必要がありそうだ。
めんどくせー
それって、本来、持っているものじゃないのか?
後から、育てることは可能なのだろうか!?
でも、やらないと、あいつはメダカの劣等種であるメダカモドキでしかなくなってしまい、この後の人生もずっとろくな人生にならない。
早急に対処しなければ。